菌根に関する基本的な知識のまとめ

目次

一般の方向けに解説したもの

菌根に関心を持たれた一般の方を対象に、おおざっぱなイメージを掴んでいただくことを目的に書いてみました。

外菌根を取り扱い始めることになった学生や関連分野の研究者向けのつもり

菌類、特にきのこを扱う基本的なテクニックがある、または指導が受けられることを前提に、外菌根菌を扱うために知っておくと仕事がしやすいかも知れない、という内容です。あくまで私の流儀に過ぎず、もちろん完全なマニュアルでもありません。

菌根の取り扱い方についての高度なテクニックについては、信州大学の山田明義先生が日本菌学会報に書かれた「菌類実験技術講座I 外生菌根菌I-III」があります。山田2001、日菌報(42)1, 33-39, (42)2, 105-111, (42)3, 177-187 です。特に第III部は菌根からの菌の分離に挑戦するなら必読です。より現場的・実践的なマニュアルとして使えるのは Brundrett et al. (1996) "Working with Mycorrhizas in Forestry and Agriculture" Australian Centre for International Agricultural Research で、多色刷りの大変分かりやすいイラストがふんだんに用いられています。

菌根に関する教科書的なものではSmith and Read (19972008) "Mycorrhizal Symbiosis SecondThird Edition" Academic Press がスタンダードと言えるでしょう。コンパクトなものでは Peterson et al. (2004) "Mycorrhizas: Anatomy and Cell Biology" があります。数多くの写真と概念図が用いられています。この本に出てくる生物の名前に関する自分用のメモも。

実験法の本では、ちょっと古いですがNorris, Read and Varma (1991) "Methods in Microbiology Volume 23"と、Varma (1998) "Mycorrhiza Manual"があります。詳しい書誌情報は省略します。WebcatとかOPACで探せば見つかるはずですから。

日本語で読める菌根の本といえば、M. F. アレン「菌根の生態学」中坪孝之・堀越孝雄訳(共立出版, 1995) ISBN4-320-05424-5 \3,800+tax が挙げられます。原著は1991年です。あとは小川眞「[マツタケ]の生物学」補訂版(築地書館, 1991) ISBN4-8067-2199-9 \2,900+tax でしょうか。

そのほか菌根性きのこのいくつかと称して自分の扱っているきのこたちのことを少々。


明間民央のトップページへ