Nikonのプロストラップ結び(Nikon巻き)

どうでもいいような小ネタですが、フィールド用メインにNikon1 V3を買ってストラップを結んだときに撮ったメモ。顕微鏡に接続するには邪魔なんですが、あって困るほどじゃないし。

その昔、親を拝み倒して買ってもらったNikon FM2 (Xスピード1/200の初期型、「もちろん」今でも現役)をドレスアップしたくて、80年代当時一般向け販売が始まっていた「プロストラップ」を付けました。ティーンエイジャーらしく、Top Eye (日本光学工業株式会社がユーザー青田買いのため?に発行した情報誌、今では高校写真部御用達だとか)あたりで見た「Nikon巻き」にして。「プロスト結び」とも言うそうですが、なんか「プロフェッサー」アラン・プロストみたい。時代も重なるし、かけてたんですかね。

マニュアルには、ストラップはカメラのストラップリングに外側から通して、調節金具のカメラ側から通し、しっぽはストラップの内側にちょろんと出すように書いてあります。もちろんそれで何の問題もありません。さらに言うなら、ストラップリングに内側から通してしっぽを外側にぺろんと出しても構いません。通す作業や長さの調節はむしろこっちの方が楽です。

「Nikon巻き」はしっぽを外に出さない結び方です。わざわざ写真にするほどではないような気もしてきましたが、せっかく撮ったのだし。

ストラップを「外側から」通す

まず、ストラップをリングの外側から通します。束ね環の位置をここで間違える人はいないでしょう。ここまではマニュアル通り。


調節金具に「カメラと反対側から」通す

次に、束ね環を通したストラップを調節金具に「カメラと反対側から」通します。トポロジー的には「の」の字。これが「Nikon巻き」のポイント。


しっぽを収めて整える

あとは適当に長さを調節して、しっぽを束ね環に収めておしまい。束ね環は本来往復2回通すよう作られたものなので、こうして3回通すとちょっときついです。


「Nikon巻き」では長さの調節はやりにくいです。とはいえ一度決めたらそう変えることもないでしょう。V3付属のストラップの場合、適当に結んだら私の好みよりちょっと長めだったので(カメラがベルトのバックルに当たることがあった)、わりと一杯まで調節金具を上げてあります。

「Nikon巻き」について、「過大な荷重がかかったとき引き抜ける恐れがある」という主張を聞いたことがあります。引き抜き試験の結果を見せてくれたら信じることにしています。私の予想ではそれより先にカメラのストラップ固定金具かボディそのものが破損するでしょう。やったことありませんけど。