クールビズへの技術的対応

後方勤務になって、「クールビズ」なるものを要求されることがありました。「スーパークールビズ」なら気楽なのですが、「スーパー」がつかないのは要するに「ノーネクタイ可」に過ぎず、それで暑い中仕事をするのはしんどいものです。ワイシャツに汗が染みてくると気持ち悪いし。

そこで、ワイシャツの下に登山用のウィックドライTシャツを着てみました。素材はオーロン、アクリル繊維の一種で断面形状に工夫してウィック性を高めたものです。かいた汗を吸い取り効率的に蒸散させてくれます。オーロンとは多分その第一世代の製品、1990年くらいのものです。学生時代に使っていたものを引っ張り出しました。結果はなかなか良好でした。

旧世代の素材なので消臭機能はありませんが、1日くらいなら平気でした。この辺は人によるでしょうが、現代のこの手の素材なら消臭機能も付加されているのでもっと良くなっているはずです。クールビズが要求される場合は、そういった肌着を一枚余計に着た方がかえって快適でしょう。


前線に復帰してからは、外仕事がある日にはコンプレッションインナーを好んで着ています。今時ウィック性のある素材なのは当然ですね。個人的には圧迫はどうでもよくて(分からないし気にしていない、別にないとは思っていない)、肌にぴったり張り付いて汗を吸い取ってくれる効果の方を重視しています。汗が無駄に流れずにその場で効率的に蒸発して体温を下げてくれる効果は、体感的にはあると感じています。


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