AL-Mail32から秀丸メールへの移行方法

AL-Mail側の準備

人事異動で前任者のメールボックスを引き継ぐような場合は、メールの移転をする必要は必ずしもありません。単にAL-Mailをパスワードなしで開くようにして、サーバーの設定を消去すれば、閲覧専用にすることができます。「オプション」メニューから設定して下さい。わりとハマり易いのが「起動時にパスワード要求」です。これは必ずチェックを外して下さい。あと念のため「定期受信」からも。間違ってAL-Mail側で送受信してしまうことを防ぐにはサーバー設定を消去するのが確実です。

AL-Mailは長いこと使っているとメールボックスに不整合を来すことがあります。作者もそのことを承知していて、「フォルダ」メニューに「フォルダの検査」というコマンドがあります。「全フォルダの検査」でも良いので、まずはこれを実行します。メールが大量に(数千通とか)あると結構時間がかかります。

昔のものまで全部引っ越さない場合は、移行(コピー)するのは直近のやりとりだけですみます。ただしその場合は過去メールについて秀丸メールの強力な検索機能は利用できません。

AL-Mailのエクスポート機能を利用し、mbox形式のファイルに保存します。フォルダ単位で全部のメールを選択し、「名前を付けて保存」します。たくさんフォルダを作っている人はそれだけ手間がかかりますが、フォルダを一つ一つ開いては「メール(M)」から「全メールを選択(A)」(またはCtrl+A)し、「名前を付けて保存(W)」します。フォルダをまとめてしまえば作業が少なくなります。保存する時、「ファイルの種類」は「.mbox」にして下さい。保存し終わったら秀丸メールに取り込む準備が完了です。

なお、この作業でAL-Mail側からメールが消えることはないので、多少ディスクは使いますがオリジナルのメールはそのまま凍結しておくこともできます。

秀丸メールはパターンマッチングによる強力な自動振り分け機能を備えています。メーリングリストなど明らかなキーがあるメールの場合、フォルダから郵便受けに戻してしまって、丸ごと移行してから秀丸メール側で振り分けをし直すという方法も考えられます。せっかく自動で振り分ける機能があるのに手作業でちまちま振り分けるのも馬鹿げた話です。いずれ振り分けルールは作ることになるのなら、最初から利用するというのもありでしょう。設定はそう難しくはありません。

ただ、秀丸メールでの自動振り分け設定はちょっと分かりにくいところにあります。本体画面のメニューの「送受信(T)」の中の「一括振り分け(F)」画面の右下に設定ボタンがあります。ここで適当なキーワードを選び(手入力も可能)、「~から始まる」「~を含む」といったルールを選びます。振り分け先フォルダもここで作ることが可能です。


フォルダ構造を保ったままメールを移行させる秀丸マクロAL-MAIL→秀丸メール インポートマクロ Ver1.04も公開されていますが、テストしたところメールが数千通あると安定して動作しないようです。メールがそれほど多くない場合には利用できるかも知れません。「田楽DLL」というコンポーネントが必要になります。詳細は同梱の説明書をご覧下さい。

秀丸メールでの取り込み

秀丸メールを起動し、「ファイル(F)」から「インポート(I)」を実行します。図の通り、「ファイルの種類」は「UNIX MBOX形式」を選び、インポートする場所を適当に決めます。フォルダごとに保存していたのなら、ここで対応するフォルダを作りながら取り込むことができます。

フォルダ=mboxファイルが複数あるなら、それぞれ取り込んでやります。大量のメール(経験した最大14,000通以上)でも、それなりに時間をかければきちんと処理出来ました。


秀丸メールの設定

見た目の設定

AL-Mail32と見た目や操作性を近づけるには、いくつか設定をいじってやる必要があります。「設定」→「全般的な設定」で「ウィンドウ」タブを選び、「枠のレイアウト」を「2枠区切り」にしてやるとAL-Mailとよく似た画面構成になります。同じ画面に「添付ファイルのアイコンと枠の位置」がありますが、これは「小さいアイコン」「下側に配置」にするのがおすすめです。

メールサーバーなどの設定

「設定」→「アカウントごとの設定」から設定してやります。基本的にAL-Mailからそのままの値を引き写せばよいでしょう。


「秀丸メール」は高機能エディターとして知られる「秀丸エディター」の機能を組み込んでおり、正規表現も使える強力で高速な検索機能を持っています。インポートしておけば昔のメールから必要な情報を探す時に役に立つかも知れません。


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