ブラウザのアドオンを無効化する方法

ブラウザのアドオンに欠陥が見つかった場合、大抵は直ちにアップデートが出るのでそれに更新すればよい(例えばFlashのアップデート)のですが、希にアドオンのアップデートのリリースが遅れたりする場合があります。滅多にないことですが、そのような場合はアップデートが出るまでの間アドオンを無効化して、アドオンの欠陥をついた攻撃を受けないようにする必要があります。

ところが、Javaに限ってはアップデートをインストールしても話は終わりません。これはJava特有の問題で、互換性に苦しんだ初期の事情の影響からか、Javaは更新しても古いバージョンを残し必要に応じて呼び出す仕様になっているからです。

そのため、セキュリティに問題のある古いバージョンのJavaがインストールされている場合、手作業でそれをアンインストールする必要があります。これは一般的なソフトウェアのアンインストールの手段で可能です。

蛇足ながら、ソフトウェアのアンインストールには、XPの場合「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」、7の場合には「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」を使います。2011.6.16の時点では、Java6 Update26が最新ですので、それ以前のバージョン(JRE5.0 Update22など)は全て削除して下さい。

また、特定バージョンのJavaに依存するシステムなどがある場合、古いJavaを残したままにしなければならない場合があります。そのような状態でブラウザのアドオンとしてのJavaが有効になっていると、閲覧したサイトに攻略用Javaプログラムがあった場合(善良なサイトが侵入を受けて不正に注入されることもある)、欠陥付きバージョンを指定した攻撃を受ける恐れがあります。

これに対処するには、ブラウザ上でJavaが一切動作しないようにする(無効化する)必要があります。問題のあるバージョンだけを指定して無効にすることが出来ないためです。なお、名前が紛らわしいですが、JavaとJava Scriptとは別物です。

以下、Javaを例にとりブラウザのアドオンを無効化する方法をご説明します。

Internet Explorer 8

IE8メニュー画面右上の方にある「ツール(O)」メニューから「アドオンの管理(A)」をクリックします。


IE8アドオン管理「Internet Explorerアドオンの表示と管理」が開きますので、「Java(tm) Plug-In…」と「JQSIEStart…」とを選択し、右下の「全て無効」をクリックします。このマシンの場合、バージョン番号は6.0.240.7ですからJava Version6 Update24、既に古いバージョンです。ちなみに前者「Java(tm) Plug-In…」の方がJava本体で、後者は推測ですが古いJavaを引っ張り出す機能を持っているかも知れません。入っていない場合もあります。なら後者だけを無効化すればすみそうなものですが、Java Scriptでも同等のことが可能なので、やっぱりJavaそのものを無効化する必要があります。


なお、Javaの開発元はサン・マイクロシステムズなので、ここにもベンダー名としてSun Microsystems, Inc.とあります。しかしサンは最近オラクルに買収されてしまったので、バージョンによってはベンダー名にORACLEと出る場合があります。サンでもオラクルでも本物なので心配しないで下さい。

Internet Exolorer 9

IE9メニュー画面右上の方にある「歯車」ボタンから「アドオンの管理(M)」をクリックします。


IE9アドオン管理「アドオンの管理」が開きますので、「Java Plug-In 1.6.0_26」と「Deployment Toolkit」と「Java(tm) Plug-In…」を選択し、右下の「全て無効」をクリックします。このマシンの場合、Javaのバージョン番号は1.6.0.26ですからJava Version6 Update26、2011.6.16現在の最新バージョンです。


古いJavaが必要ない場合、最新のバージョンだけが入っている状態にすれば特に無効化する必要はありません。最新バージョンがあるかないかはJavaのサイトの「Javaの有無のチェック」で確認できます。

なお、64bitシステムを使っている場合は「32bitブラウザを検出しました」などと警告が出る場合があります。32bitブラウザには32bit版を、64bitブラウザには64bit版を入れる必要があるといえばあります。しかし2011年の現状で64bitブラウザはIEしかなく、64bit版IEではFlashが使えないなど不自由があるわりにいいことがほぼ何もないので、わざわざ64bit版Javaをインストールする必要はありません。


Firefox4/5

Windows 7 と XP とではだいぶ画面の雰囲気が違います。これは7での例です。XPではメニューがボタンにまとめられずに広がっています。

Firefox4/5のアドオンの無効化の仕方は次の通りです。

Firefox4インストール画面1Firefox4 では画面左上のオレンジ色のボタンにメニューが折りたたまれて入っています。ここをクリックして、右の列の中程「アドオン」をクリックします。すると「アドオンマネージャ」が開きます。


Firefox4インストール画面2「アドオンマネージャ」が開いたら上の方中程にある「歯車ボタン」をクリックします。するとメニューが開きますから、「Java Deployment toolkit」と「Java(TM)…」を「無効化」してやります。この例ではUpdate24ですから古いバージョンですね。


「アドオンマネージャ」の機能として「今すぐ更新を確認」というのがあるのですが、これではJavaは更新できないようです。Javaのサイトから最新バージョンを入手して下さい。


# Firefoxの背景はWindowsの壁紙同様「ペルソナ」機能で変更可能です。


Google Chrome

Google Chromeのプラグインのチェック・無効化の方法を教わりましたのでその通りに書いてみます。Chromeはあまりバージョン番号を表に出さないのですが、2011.6.17の時点での最新版は12.0.742.100だそうです。

Google Chromeプラグイン管理画面Chromeの特徴である検索・アドレス記述表記兼用ボックス「オムニボックス」に chrome://plugins と打ち込みます。すると「プラグイン」画面になりますから、「Java (2 files) - バージョン: 6.0.260.3」を「無効化」してやります。Chromeの場合、古いバージョンのJavaが入っていても表示されないようです。


# Chromeの背景はFirefox同様「テーマ」機能で変更可能です。

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